祭典
2月
節分祭
2月3日午後3時より社殿での祭典の後、
氏子青年会員によって、鬼と勅使の問答が行われます。
赤鬼・青鬼は、仏法で調伏出来ないことを誇りますが、
白鬚大明神に参詣した勅使が奉仕する「鳴弦」により、
遥か西の海へと追いやられる姿が演じられます。
5月
ぼんでん祭り(5月5日)
白鬚神社において古くから行われているお祭りで、
稲の花(穂)が風の害に遭わぬようにとも祈念したことから、
鎮花祭とも呼ばれており、町内の世話人が神社に集まり、御幣を作ります。
完成した御幣を神前に供えて祭典をおこなったあと、
隅田川川岸にて水の害(洪水・渇水)が起こらないように祭典を行います。
白鬚神社氏子内の歴史を伝える貴重な伝統行事として、
重要な一面をもっています。
6月
神社例大祭
六月第一週週末に、神社例大祭がおこなわれます。
三年に一度の「ほんまつり」には、本社神輿「拾参番」が町内を巡幸します。
白鬚神社大神輿の屋根には、「拾参番」と書かれた札(駒札)が掛けられ、
小神輿には「八番」と書かれた札が掛けられています。
この番号は、旧寺島村内の白鬚神社・高木神社・長浦神社の三神社が合同で
神輿渡御をした時代の並ぶ順位を示した印です。
当初は、三神社で合計十三基の神輿でしたので、
最後を渡御する白鬚神社大神輿は
必然的に「十三番」の札を掛けることとなり、
以来「拾参番」と呼ばれています。
また子供神輿は八基で、やはり最後を渡御することから、
本社小神輿は「八番」の札を掛けるようになりました。
十四番以降は、作られた年代順に、番号が割りふられ、
「四拾参番」(旧番場図子=現堤通二丁目)まで、記録に残されています。
水無月大祓=6月30日
知らず知らずに犯した罪穢を祓い清める「大祓(おおはらい)」は、
6月30日午後8時より執りおこなわれいます。
今から千百年前に記された平安朝の法令集「延喜式」にも、
六月晦日と十二月大晦日におこなうことが定められており、
皇居でも毎年おこなわれています。
白鬚神社では、氏子の方からお預かりした形代を供え、
半年間の罪穢れを祓い清めたのち、形代を焼納し、隅田川へと流します。
11月
七五三
古くは「髪置き(かみおき)」「袴着(はかまぎ)」
「帯解き(おびとき)(紐(ひも)解き)」の祝いといい、
人生儀礼の重要なものとされています。
「髪置き」は三歳の男女児の祝いで、もう赤ん坊ではないという意味から、
今まで剃っていた髪をこの日から伸ばし始める儀式です。
「袴着」は五歳の男児の祝いで、初めて袴を着ける儀式、
「帯解き(紐解き)」は七歳の女児の祝いで、
着物の付け紐を取り去り帯に替える儀式です。
本来は数え年で祝いますが、最近では満年齢で祝う割合も高くなり、
また参拝の日取りも十一月十五日に限らず、
その前後の都合の良い日(土日・祝日)に参拝する傾向が強くなってきました。
新嘗祭=11月23日
「新嘗祭」は「しんじょうさい」ともいい、
「新」は新穀を「嘗」はご馳走を意味します。
この日、宮中では天皇陛下が感謝をこめて新穀を神々に奉るとともに、
御自らも召し上がられ、白鬚神社でも氏子総代参列のもと
大祭式をもって祭典をおこないます。
現在では「勤労感謝の日」として、国民の祝日となっていますが、
命の糧を神さまからいただくための勤労を尊び、
感謝をしあうことに由来しているといわれています。
12月
迎春準備
江戸消防記念会第六区七番組の手により境内に
門松や正月飾りが施されます
師走大祓
知らず知らずに犯した罪穢を祓い清める「大祓(おおはらい)」は、
12月3Ⅰ日午後7時30分より執りおこなわれいます。
今から千百年前に記された平安朝の法令集「延喜式」にも、
六月晦日と十二月大晦日におこなうことが定められており、
皇居でも毎年おこなわれています。
白鬚神社では、氏子の方からお預かりした形代を供え、
半年間の罪穢れを祓い清めたのち、形代を焼納し、隅田川へと流します。